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3.9海上気温の長期変動
図3.9.1〜図3.9.3に海域A〜Hの海上気温の経年変化を示す。これによると、年平均気温は高緯度(北緯40〜50度)ほど低く、平均的にA海域は7度、B海域は5度、C海域は8度である。これに対して、低緯度(北緯20〜30度)の海域では、D海域は22度、E海域24度、F海域22の比較的高温である。赤道海域(北緯0〜10度)ではさらに気温が高く、G海域は27度、H海域は25度である。
高緯度では気温の季節変動が最も大きく(季節平均気温の最高と最低の差は5〜10度程度であり)、このうち北西太平洋のA海域で変動差が最も大きい。中緯度では最高最低の気温差は高緯度より小さく、赤道域では気温の季節変動はこれらと比較して非常に小さい。
気温の年々変動(破線)は、高緯度(A〜C)と中緯度(D〜F)において、数年(3〜7年)程度の周期が見られるが、統計母集団が同じ数・条件ではないので、厳密な解析は難しい。
気温の長期変化傾向(細い実線)は、データ数の比較的多いAとCについてみると、年間摂氏0.07〜0.117度の上昇傾向であり、他の海域についてはデータ数が少ない統計値が含まれるので明らかではない。
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